作品名:か行

「家族旅行」富安健夫

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011751.html 豆腐: 地雷原に迷い込んだ子どもが危ないって話? それは怪談じゃないでしょう。

「軍艦幽霊」まっちやん

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011749.html 豆腐: 怪異のガジェットは面白いが、文章にメリハリとテンポがなく、盛りあがりに欠ける。

「切り手、絡み手」一双

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011747.html 豆腐: モディリアニとその妻、娘、孫を扱った伝奇もので、怪談としての要素は最後のモディリアニとその妻の幻影だけ。 伝奇を投稿したチャレンジは素晴らしいが、怪談としては普通。さしてレベルの高いもの…

「公衆電話」如月 恵

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011746.html 豆腐: 「そこで何者かが女の子を襲ってきて、女の子は公衆電話に駆け込んだまま息絶えてしまった」は、最後まで読むと説明的すぎる。 もっと得体のしれない何かがいる、不可思議な感じをもった文章であれば…

「きれい好き」野棲あづこ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011745.html 豆腐: たぶん幽霊かなにかなのだろうけど、そう考えるにたる伏線がなく、「こういう場合ならたぶん幽霊だろうな」という「それっぽい考え方」によりかかりすぎている。

「蜘蛛の糸」野棲あづこ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011744.html 豆腐: これだけでは、女と蜘蛛の関係がわからない。 束縛が蜘蛛の怪異のかたちをとった、というだけ。

「小石おばば」田中せいや

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011743.html 豆腐: 不思議な雰囲気を持っているのはいいが、行為とその原因らしきものとの間隔があまりにも離れすぎている印象で、最後まで読んでも意味がつかめなかった。

「午前3時25分」如月 恵

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011741.html 豆腐: 最後、「〜かもしれない」が連呼されるので、そんなに「怪談らしさ」に自信がないのかと邪推してしまう。

「書割」菊芋

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011739.html 豆腐: 因果譚だが、理由を匂わせるものもなく、書割を中心にしたファンタジーのように読める。

「家族」イチトヲ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011734.html 豆腐: 幽霊が擬似家族を語る、というのは面白い。でも怖くない。

「首地蔵」北詰 渚

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011729.html 豆腐: 首から上がなくて、どこがしゃべっているの? ビニール袋の震えが声になる、とかならいいのに。

「凶」北詰 渚

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011728.html 豆腐: おみくじに書いてあることが実現し、殺されるというだけの話。面白くもなし、怖くもなし。

「距離」イチトヲ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011723.html 豆腐: 距離を説明する文章がわかりにくく、なにが起こっているのかも不明。

「金縛り?」百句鳥

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011720.html 豆腐: 金縛りかと思ったら動きまわる子供の霊だった、というだけ。 Aの怪異と思わせておいて実はB、というのはよくある手ですが、この作品の場合はそのどちらもがありきたりであり、しかも長らくAと思わ…

「黒い脱脂綿」在神 英資

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011719.html 豆腐: 「個人情報保護法」が、気の利いた一言のつもりなのかもしれないが、下手なシャレにしか思えなかった。

「かくれんぼ」菊芋/□

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011696.html 豆腐: あっけらかんと、でもしみじみするジェントル・ゴーストものだが、なぜかくれんぼなのかとか、父娘が子供に戻ってしまう理由がわからず、その不思議に代わる物語の強さもなかった。

「きのどく」サイトウチエコ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011713.html 豆腐: 煙草と線香に符合がある、という以外は、特に新味もひっかかりもない話。

「ガングロマッチョに憧れて」水樹

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011697.html 豆腐: 「息子が娘になる」のは尻子玉とは関係がないのか。「不思議と泣」く理由が描写されないこともあり、特に怖かったり面白かったりといった感想は持てなかった。

「怪談小説」甲斐子太郎

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011692.html 豆腐: 怪異が起こってそれだけ、というのは、よっぽどうまくやらないと難しいのでは。 ディテールの取捨選択、言葉づかいなど気を配った方がいい点がまだある。

「消えた指」よしお てつ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011686.html 豆腐: 事後から語り始め、怪異を想像させながら二段目のオチにたどり着くまで、丁寧に書かれていて好感が持てる。

「啓蟄」沙木とも子

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011681.html 豆腐: 静かな怪異の描写を取り巻く、これもまた静かな人の業のゆらめきがいい。 高い完成度。

「空襲を受け」甲斐子太郎/

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011672.html 豆腐: 書き手が思ったことが、読み手にも伝わらなければ意味がない。 一読み手として、これはただの思いこみだとしか思わなかった。

「合掌」五十嵐彪太

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011671.html 豆腐: 調べてみたら、死体が埋まっているとして、そこから地中に貯まるリンを吸い上げ、紫陽花は青くなるらしい。 そうじゃないから超自然の怪異、ということになるのだろうか。 合掌によって怪異がほどけ…

「子供部屋」入江克季

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011667.html 豆腐: 無駄が多すぎる。 「子供」がママ友の死んだ子と別人であることを出現と同時に明かし、辞去後の述懐めかした解説を省いたほうが、もっと効果が上がると思う。

「木陰の少女」入江克季

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011666.html 豆腐: ありきたりな怪異を背景に「誰かの理想が形になったような」キャラクターが都合よく活躍するだけの話。

「亀甲墓」道楽猫

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011638.html 豆腐: ここまで長く書く必要があるのかと思うくらいスタンダード。 沖縄である理由が題名にしかない。

「ケージ」三浦さんぽ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011634.html 豆腐: 独特の文体にクセがあるものの、これはいい。ただ、最後の「討い拭」が効果にしても文字化けにしても邪魔じゃないかな。

「黒い蟲」トラネコトラ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011627.html 豆腐: 「胎」は「はら」、「趾」は「あしゆび」と読ませたいのなら、せめてかっこ書きでルビを用意してはどうか。 というか、鳥の子宮ってどうなってるの?

「後輩の首」高中千春

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011625.html 豆腐: はあ? 文章のつなぎがまったくなっていないように思います。 大学時代の記憶が誰のものなのか、「H君」でない語り手は何者なのか、結局首がのっているはなぜか、など、構成がぐちゃぐちゃなために…

「影月の巨人」黒漆

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011624.html#more 豆腐: 格好いい言葉づかいをしたいのだろうが、それを制御しきれず、結果意味が通らなくなっている。 「畦守」は造語らしく、字面で意味はなんとなくつかめるがフレーバー臭が強すぎます。 「鈍色」は…