作者名:ま行

「軍艦幽霊」まっちやん

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011749.html 豆腐: 怪異のガジェットは面白いが、文章にメリハリとテンポがなく、盛りあがりに欠ける。

「念仏が終わるまで」松村佳直

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011738.html 豆腐: 妄執なのか罪悪感なのか、怪異なのか判断がつかないところは好みの分かれるところだと思う。

「停電の夜に」松村佳直

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011733.html 豆腐: あざとい! 前後の「闇」で文章をしめるのはいいが、それにしてもあざとい。 内容は普通。

「中古本」水池亘

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011722.html 豆腐: 中古本が人を殺す由来がわからず、匂わせもない。のれない。

「親子の面影」メジャヴ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011718.html 豆腐: 「親子」ではないのでは? たぶん、 「少女の拙い言葉で描写される家族の不幸が、実は幽霊によって語られたものである、ということに最後で気づき、ぞっとするとともに哀れをさそう」 という構図を思…

「喪中ニツキ」メジャヴ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011717.html 豆腐: 床にいた家族のかつての姿=幽霊を見た、たたきつぶした、で、なぜ「死んで」しまうの? 頭の中のイメージを、他人に伝える技術をもっと磨いた方がいいと思います。

「吸う」水月満

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011712.html 豆腐: 住宅の一部を改造した整体医院て、珍しいかな? 特に盛り上げなどもなく、淡々とオチていくので、短くまとめたという以外に印象に残りづらい。

「逃走譚」三和

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011709.html 豆腐: シチュエーションは面白いが、ディテールが漠然としていて話に入り込めない。

「滝津瀬の人魚」三和

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011708.html 豆腐: 人魚の実在を深めていくのかと思ったら、そっちは置き去りだったのでびっくりした。

「ガングロマッチョに憧れて」水樹

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011697.html 豆腐: 「息子が娘になる」のは尻子玉とは関係がないのか。「不思議と泣」く理由が描写されないこともあり、特に怖かったり面白かったりといった感想は持てなかった。

「入水」メジャヴ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011696.html 豆腐: 怪異らしきものが沼中の幻影とその台詞しかなく、それが偽悪的な雰囲気の文章で装飾されているだけ。 沼というロケーションも、入水というテーマからのもので、それも文体から導きだされたものに思え…

「白い家」南佐 青州

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011680.html 豆腐: 自分の頭の中のイメージを、うまく他人に伝える言葉に変換できていない印象。 「なんだかよくわからない雰囲気」は好みだが、これは「なんだかよくわからない文章」。

「授かる」間遠南

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011665.html 豆腐: 「幼気さ」? 父の語りの文体も、途中から会話風ではなく地の文になっているのもおかしい。 最後の二文も独りよがりで意味がわからない。

「私はそれほどこわい嫁じゃありませんよね?」守 界

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011655.html 豆腐: はあ。 咳がとまらない人間に歯ぎしりしている暇がありますか? 咳から肺癌を想像するのに、伝染性の病気だと考えるでしょうか? 怪異と異常心理の組み合わせ、特に怪異に勝る異常心理を描くのは今年…

「覇婆寺白熱怪談」迷跡

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011642.html 豆腐: 「一見重厚だけど結構軽い」人間が「一生懸命になって」凝った怪談を用意するか? 理屈好きの幽霊は面白いが、哲学ネタを抜くとただとり憑かれただけの話になってしまう。

「イソメのこと」間遠南

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011636.html 豆腐: 蠱毒の話のように思えたので、よくある「その先拡大していく恐怖」みたいなのはないのかと思った。 まあ、これはこれでいい。

「ケージ」三浦さんぽ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011634.html 豆腐: 独特の文体にクセがあるものの、これはいい。ただ、最後の「討い拭」が効果にしても文字化けにしても邪魔じゃないかな。

「交差」水池亘

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011607.html 豆腐: 一人称が「私」の部分があったり、一文に「僕は」が重複している部分があったりと、推敲していないのかと思えて残念。 ラストが取ってつけたようなハッピーエンドになるのも都合が良すぎる。

「自転車」峯岸可弥

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011606.html 豆腐: 語りの内容の混乱が、怪異の証明になっているような、いないような。 混乱を混乱のままで終わらせず、恐怖に変わる流れが欲しいと思う。

「カステラ」三浦さんぽ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011602.html 豆腐: カステラを食べたことに何かあるのか? と思わせる雰囲気が一読では伝わりづらい気がする。 文章はうまい。

「家訓」迷跡

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011580.html 豆腐: 冒頭は一人称風の書き口なのに、一人称の自虐的な表現と取れる「残業知らずの松嶋くんだった」以降、三人称風になってしまうのは意図してのこと? それとも書いていて混乱しちゃった? あと、時代が…

「ペイズリー」松 音戸子

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011579.html 豆腐: 魂のもつ願望? 欲望を「輝かしい」とする語り手の意識の持ち方はどうかな? と思うけど、概ねいい。 ところで、引きずり込まずにまとわりついて、ビキニみたいに見えるってことは、魂は性欲をもって…

「こんこん」まつぐ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011573.html 豆腐: 狐かと思った。 「丑の刻参りが行われていた」だけでは、人が現実的に行うことで、怪談とは言えないように思う。 その先に、現実的、物質的なものの考えでは説明のつかないことが置きたり、その証拠…

「畑先輩」三浦さんぽ/

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011564.html 豆腐: 「私は畑先輩に恋しているのだけど〜」が唐突に現れるので、「一緒に食べませんか」が「田畑くん」のセリフだとすぐには気づけず、混乱した。 これ以外にも、一文に情報が詰め込まれすぎて、イメージ…

「石垣を越えて」間倉巳堂

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011556.html 豆腐: 麦わら帽子のイメージに不気味なものが上書きされる全体の流れがいい。 縄で巻かれた鳥居や唸り声などのイメージが乱立して、散漫な印象になってしまっているのが惜しい。

「予知夢」紋都 きあら

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011552.html 豆腐: 面白そうな話だけど、文章と構成に難がある。 特に時系列と「誰が今しゃべっているのか」が分かりづらい。

「警告」丸山政也

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011537.html 豆腐: 入院患者がみな語り手を惹きつけるラインナップの持ち主だったのかとか、題名が「警告」ではなく「診断」の方がよかったのではないかとか、ツッコミが思い浮かぶものの、好き。 お豆腐3つにしなかっ…

「こんなところで」間遠南

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011527.html 豆腐: 漠然としすぎ。

「ひなどり」間倉巳堂

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011501.html 豆腐: 不条理怪談? 単にひなどりでなければならない理由が見えてこないだけ?

「唄が聴こえる」水樹

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011500.html 豆腐: 文章に仕込んだ陥穽で怖がらせたいなら、もうちょっと伝わりやすく書いたほうがいいと思う。