豆腐:□

「軍艦幽霊」まっちやん

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011749.html 豆腐: 怪異のガジェットは面白いが、文章にメリハリとテンポがなく、盛りあがりに欠ける。

「大根」星哲朗

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011748.html 豆腐: 最初から最後まで、わかり易い文章と構成で好感が持てる。 が、地味。

「公衆電話」如月 恵

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011746.html 豆腐: 「そこで何者かが女の子を襲ってきて、女の子は公衆電話に駆け込んだまま息絶えてしまった」は、最後まで読むと説明的すぎる。 もっと得体のしれない何かがいる、不可思議な感じをもった文章であれば…

「小石おばば」田中せいや

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011743.html 豆腐: 不思議な雰囲気を持っているのはいいが、行為とその原因らしきものとの間隔があまりにも離れすぎている印象で、最後まで読んでも意味がつかめなかった。

「念仏が終わるまで」松村佳直

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011738.html 豆腐: 妄執なのか罪悪感なのか、怪異なのか判断がつかないところは好みの分かれるところだと思う。

「ミタラシヌ」符儀志菜々

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011734.html 豆腐: 「この神社で霊を見たら、憑りつかれて呪い殺される」なら、誰の、どんな霊でもいいということになり、特殊なのは霊ではなくこの神社にある呪いだということになる。 であれば、この神社と呪いにクロ…

「停電の夜に」松村佳直

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011733.html 豆腐: あざとい! 前後の「闇」で文章をしめるのはいいが、それにしてもあざとい。 内容は普通。

「死亡事故発生現場」海野久実

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011730.html 豆腐: 立て札が次々と現れ、それが過剰になっていく様は面白いが、怖さを盛り上げる手法が今ひとつ。

「最後に会った友人」黒崎典

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011721.html 豆腐: 平易な文章で、特に盛り上げもないのかと思ったら最後で落とす。 スタンダードだが全体の雰囲気が楽しい。

「黒い脱脂綿」在神 英資

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011719.html 豆腐: 「個人情報保護法」が、気の利いた一言のつもりなのかもしれないが、下手なシャレにしか思えなかった。

「かくれんぼ」菊芋/□

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011696.html 豆腐: あっけらかんと、でもしみじみするジェントル・ゴーストものだが、なぜかくれんぼなのかとか、父娘が子供に戻ってしまう理由がわからず、その不思議に代わる物語の強さもなかった。

「きのどく」サイトウチエコ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011713.html 豆腐: 煙草と線香に符合がある、という以外は、特に新味もひっかかりもない話。

「吸う」水月満

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011712.html 豆腐: 住宅の一部を改造した整体医院て、珍しいかな? 特に盛り上げなどもなく、淡々とオチていくので、短くまとめたという以外に印象に残りづらい。

「曰くつきの席」不治売

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011711.html 豆腐: すっきりしていていいが、インパクトに欠ける。 男性の場合離職する、とかそういうオチかと思った。

「逃走譚」三和

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011709.html 豆腐: シチュエーションは面白いが、ディテールが漠然としていて話に入り込めない。

「夢遊する鯉」三和

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011706.html 豆腐: 静かに耽美な雰囲気。これはこれでいい。

「はじまりの場所」沙木とも子

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011703.html 豆腐: 父はその場所でマタギを捨て、舞踏家として贖罪の舞を舞っていたということか。土饅頭は超自然の力に導かれてそこに集まったのか、父が埋めていったのか。アイディアはいいだけに不透明な部分が残っ…

「霧笛」時来野

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011701.html 豆腐: 父子をつなぐ怪異は、先立つ子の時を越える罪悪感なのか。 「あの子はわかっていたのだろう」以降の文章に、状況を伝える文章の組立と言葉づかいに整理が必要と感じたが、同時に自分を甘やかす語り手…

「火車」時来野

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011700.html 豆腐: 雨雲の位置をPCで確認する、という展開に、今は遠くなってしまった怪異を日常に呼び寄せようとする苦労を感じるが、同時に「わざわざそんなことするか?」というわざとらしさも感じてしまう。

「稲荷争い」時来野

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011699.html 豆腐: 稲荷が最後になってしか出てこず、唐突で乱暴。負けたものだけでなく勝った方も描くなり、勝敗の先触れなどを追加するといいと思う。

「迷い蝿」立花腑楽

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011695.html 豆腐: 蠅は死や病を引き寄せてしまう叔母の心の動きが具現化したものか。 細かい表現や流れを総合した一枚の絵として美しいが、個人的には奥行きが足りないと思った。

「見上げるな」炭酸水

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011693.html 豆腐: 無駄なくすっきりしているが、それだけに描写が薄く、地味な印象。 読後に余韻が欲しい。

「ヘテロの再生」高中千春

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011685.html 豆腐: 毛根が生きていて毛が伸び続ける怪異、というのは地味ながらインパクトがあっていい。 「頭の節からうえ」など、意味のわかりづらい表現がある。

「安心できる我が家」黒崎典

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011683.html 豆腐: 普通。 怪異の存在をにわおせ、その予兆で恐怖を誘う手法なのだと思いますが、「こうかな?」と想像する展開にことごとく合致してしまい、意外性を感じませんでした。

「ぽっくりさま」化野蝶々

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011679.html 豆腐: 「ぽっくりさま」の説明が乏しく、なぜ当時よりも古い時期の人形に、当時の村人と同じ顔があるのか、その辺りの整合性がほしい。 奉納は今(当時)も行われているが、「自分だけ人形が奉納されていな…

「酒捻り」敬志

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011678.html 豆腐: 目に見える異常の描写はすばらしいが、扱っているテーマがテーマだけに個人の妄想の可能性が拭えず、怪異としてのレベルが低くなっているのが残念。

「バーきわこ」内藤 了

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011675.html 豆腐: 面白いが、恐怖のカタルシスに欠ける。

「昔日の契約」紅 侘助

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011673.html 豆腐: よくある「廃屋で変な物を持ち帰ったら」話だと思いながら読み、それ以上にはならないことに最後で気づいた。

「合掌」五十嵐彪太

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011671.html 豆腐: 調べてみたら、死体が埋まっているとして、そこから地中に貯まるリンを吸い上げ、紫陽花は青くなるらしい。 そうじゃないから超自然の怪異、ということになるのだろうか。 合掌によって怪異がほどけ…

「そば殻の枕」古賀みくる

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011658.html 豆腐: それなりによくできているが、よくある話でインパクトが弱い。