「影月の巨人」黒漆

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 豆腐: 
 格好いい言葉づかいをしたいのだろうが、それを制御しきれず、結果意味が通らなくなっている。

「畦守」は造語らしく、字面で意味はなんとなくつかめるがフレーバー臭が強すぎます。
「鈍色」は灰色に近い色のことですから、「黄月」が水面に映ったものではないことになってしまいます。
 禁忌が「水田に水を入れてはならない」のなら、前回までの巨人はどこからきたのでしょうか?

追記:読み直してみて、「『黄月』が水面に映ったのに『鈍色』である」ことが怪異のしるしである、という解釈ができました。
 しかし、相変わらず巨人の姿に関する疑問が残ります。本来姿なく、足跡のみであるはずの巨人が、田に水を入れたことによって姿を表し、同時にその飛沫が、巨人が田を守って死んでいったものたちの念によって作られていることを知る手がかりになる、ということなのでしょうか? ですが、これでは田の水に触れて弾けてしまう、という展開に不備が出ます。