2011-06-30から1日間の記事一覧

「知らせの鴉」内田花

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011653.html 豆腐: ところどころ引っかかる描写があったりはするが、全体の雰囲気や流れはいい。 どうにかして一行削り、最後の一文は一行あけると余韻が出ていいと思う。

「夫婦喧嘩」ブル

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011652.html 豆腐: 「お父さん」と「とうさん」、二種類の呼び方があったり、最後だけ敬体になるのは統一した方がいい。 オチも読みやすく、最後で痴呆症をネタにブラフをかけ続ける意味がわからない。

「天井の座布団」江口久路

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011651.html 豆腐: 怪異の独創性がいい。方言の部分が読みづらい。

「夜警」江口久路

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011650.html 豆腐: 巨大な建物を表現するのに「軍艦」を使うか? 最後の「と言った」は、前の分の「と言った」と被ってしまう。 老婆の出現も特に必然性がない。

「裏庭」江口久路

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011649.html 豆腐: 月は罪悪感のイメージ? しかし、それだと語り手の妄想の可能性も出てくるので、なんとも言いがたい。

「十七時の怪談」百句鳥

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011648.html 豆腐: 文章のつなぎに難があるのと、大仰な言葉づかいをしてしまう点で、スムーズに文章に入り込めない。 螺旋階段なら螺旋階段と一言言えばいいのでは?

「予測変換」和泉あかね

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011647.html 豆腐: 怪異なのか変質的な異常心理なのか掴みどころがない。そもそも最後の二センテンスにしかそれらしい描写がない。

「赤いランドセル」クジラマク

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011646.html 豆腐: こちらも同様、レベルは高いが、密度を濃くして叩きつけるのが、必ずしもいいとは限らない。

「新築」クジラマク

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011645.html 豆腐: 怪異の質、それを語るテクニックなど、安定して上手いが、密度が濃すぎてテンポに欠ける。

「トンネル」剣先あおり

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011644.html 豆腐: 「心霊スポットとして有名なトンネルが静かに口を開けて佇んでいるからだ」はないでしょ。「前から一度は〜入れずじまいだったからだ」じゃない? 電話の音と非通知着信の符合、着信がその後も続く下…

「ライブベイト」朱雀門出

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011643.html 豆腐: 「右目と左目の視線が微妙にずれている」がいい。 ほかは「牛の首」系の話に新規のディティールが増えた感じ。

「覇婆寺白熱怪談」迷跡

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011642.html 豆腐: 「一見重厚だけど結構軽い」人間が「一生懸命になって」凝った怪談を用意するか? 理屈好きの幽霊は面白いが、哲学ネタを抜くとただとり憑かれただけの話になってしまう。

「赤い橋」高中千春

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011641.html 豆腐: 「街灯の間隔は広く〜」からの橋の描写に、ひっかかるところが多い。 あと、靴は脱ぐもので剥がすものではない。それ以外はいい。

「田辺坂」渋江照彦

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011640.html 豆腐: 坂の説明がくどいが、一転、怪異の説明になると無駄がなく、最後まで一定のテンションを保って不気味な事実だけを連ねていくのがいい。