作者名:た行

「家族旅行」富安健夫

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011751.html 豆腐: 地雷原に迷い込んだ子どもが危ないって話? それは怪談じゃないでしょう。

「小石おばば」田中せいや

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011743.html 豆腐: 不思議な雰囲気を持っているのはいいが、行為とその原因らしきものとの間隔があまりにも離れすぎている印象で、最後まで読んでも意味がつかめなかった。

「霧笛」時来野

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011701.html 豆腐: 父子をつなぐ怪異は、先立つ子の時を越える罪悪感なのか。 「あの子はわかっていたのだろう」以降の文章に、状況を伝える文章の組立と言葉づかいに整理が必要と感じたが、同時に自分を甘やかす語り手…

「火車」時来野

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011700.html 豆腐: 雨雲の位置をPCで確認する、という展開に、今は遠くなってしまった怪異を日常に呼び寄せようとする苦労を感じるが、同時に「わざわざそんなことするか?」というわざとらしさも感じてしまう。

「稲荷争い」時来野

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011699.html 豆腐: 稲荷が最後になってしか出てこず、唐突で乱暴。負けたものだけでなく勝った方も描くなり、勝敗の先触れなどを追加するといいと思う。

「迷い蝿」立花腑楽

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011695.html 豆腐: 蠅は死や病を引き寄せてしまう叔母の心の動きが具現化したものか。 細かい表現や流れを総合した一枚の絵として美しいが、個人的には奥行きが足りないと思った。

「見上げるな」炭酸水

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011693.html 豆腐: 無駄なくすっきりしているが、それだけに描写が薄く、地味な印象。 読後に余韻が欲しい。

「ヘテロの再生」高中千春

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011685.html 豆腐: 毛根が生きていて毛が伸び続ける怪異、というのは地味ながらインパクトがあっていい。 「頭の節からうえ」など、意味のわかりづらい表現がある。

「墓石へ」たかき統一/

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011656.html 豆腐: 冒頭の文章からは、風水を行うのは初めてのような印象を受けたが。 そして、亡霊は墓石とともに語り手の背後をついてまわっているのだろうか。

「赤い橋」高中千春

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011641.html 豆腐: 「街灯の間隔は広く〜」からの橋の描写に、ひっかかるところが多い。 あと、靴は脱ぐもので剥がすものではない。それ以外はいい。

「亀甲墓」道楽猫

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011638.html 豆腐: ここまで長く書く必要があるのかと思うくらいスタンダード。 沖縄である理由が題名にしかない。

「相乗りタクシー」道楽猫

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011637.html 豆腐: 最後の二行は一行にまとめたほうが店舗テンポがいいんじゃないかな。

「黒い蟲」トラネコトラ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011627.html 豆腐: 「胎」は「はら」、「趾」は「あしゆび」と読ませたいのなら、せめてかっこ書きでルビを用意してはどうか。 というか、鳥の子宮ってどうなってるの?

「16歳の悪夢」タダスケ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011626.html 豆腐: はいはい。 怪異に至る情報の提示の仕方にムードがなく、無駄がないといえば聞こえはいいですが、早い段階でギミックがわかってしまいます。 さらに、追い詰められて反撃した結果、化け物を倒してし…

「後輩の首」高中千春

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011625.html 豆腐: はあ? 文章のつなぎがまったくなっていないように思います。 大学時代の記憶が誰のものなのか、「H君」でない語り手は何者なのか、結局首がのっているはなぜか、など、構成がぐちゃぐちゃなために…

「手」タダスケ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011623.html 豆腐: 「手首より上」? どちらかというと「手首から先」の方がわかりやすくないかな? そして、手がどこに現れたのか書かれておらず、オチも変。 構成をもっと考えて。

「愛する人へ」たけぞう

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011582.html 豆腐: 「しばたたかせる」が、用法などを間違えているわけじゃないんだけど引っかかる。 難しい言葉づかいを含む文は、一度音読してみるといいんじゃないかしら。 あと、手術の結果で結末に至るのなら、そ…

「深夜バス」ちゅん

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011574.html 豆腐: 「眠気眼(ねむけまなこ?)」がどこまで通じる言葉なのか。 話はよくある、という形容詞以上ではない。 正確には「寝ぼけ眼」でしょう*1。 こういう言葉づかいは、語りもの出ない限り、できるだけ旧…

「こだまでしょうか・・・」黄昏白髪

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011572.html 豆腐: 山の描写などに面白いものがあるけど、基本的に文章にまだ硬さがあり、読みづらい。 言葉のつながり、選び方、語られる中身の整合性などに気を付ければ、もっともっとよくなると思う。 あと、こだま…

「懐かしい家」地獄熊マイケル

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011571.html 豆腐: ギミックは面白いが、「違和感→(偽の)回顧→気づいてびっくり」としたいところが、同じ言葉が連呼されるために「違和感→違和感→回顧→気づいて」と読めてしまい、冗長に感じてしまった。

「ドライブ」ちゅん

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011569.html 豆腐: 出だしとラスト、せっかく演出しているのに、警告の声と峠の手、二つの怪異が競合して怖さが分散している。 ところで、主人公の名前になんか意味があるの?

「死んでも食べたい」たけぞう

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011554.html 豆腐: 「学生なのになんで珍味を網羅できるのか(金持ち?)」 とか、 「珍味を網羅したくらいで降参する料理人根性ってどうなの」 とか、 「眠り薬かなんかいれたら味おかしくなるのに、料理人根性ってど…

「櫻島丸」高家あさひ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011551.html 豆腐: 物悲しい雰囲気を出そうとしているような気がする。 でも主人公が誰で、なぜ桜島に行こうとしているかが判らず、伝わってこない。

「うし」つばきとよたろう

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011546.html 豆腐: 題名から内田百間「件」のオマージュと思われる点が、前二作に比べて奇妙度(あくまで私の中の)を減らしていて残念。

「ムカデ」つばきとよたろう

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011545.html 豆腐: なんだろうなんかクセになる。 意味が通るような通らないような、面白いような味気ないような、高評価というよりは好評価といった感じ。 ええいもういいや3つにしちゃえ! 偏愛します。 初めて読んだ…

「如何にも罠」つばきとよたろう

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011544.html 豆腐: 盛り上がって最後ですっぽかされた感じ。 ラスト一文の以後、で、どうなったかが気になるし、それがないと画竜点睛を欠く気がするが、それが罠なのか。

「ならわし」田中せいや

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011542.html 豆腐: 面白いけど、書いてる人も読んでる(略)。 最後に、語り手が妻の風習を怖がるなどすると、読者からも両者が怖く映るんじゃないかと思ったり。 この「書いてる人も読んでる人も〜」は、ちょっと牽強…

「赤い糸」隣の泣き声

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011528.html 豆腐: 赤い糸の不思議と猟奇なイメージが乖離している。 それと、こういうスタイルは難しいね。

「OH MY 引出」高柴三聞

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011510.html 豆腐: メタは楽しかった。見てますか? 作者の高柴氏からは、スレにて貴重なご意見をいただけて、感想の書き込みをしていてよかったなと思いました。 今、読み返すと、中盤の「怪談は、やはり難しい」以降…

「その愛が真実であるかを確かめる、たった一つの冴えたやり方」田麿香

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011497.html 豆腐: 独善的な男の話がメインに出すぎて、怪談としてのバランスが悪い。 水晶玉も唐突だし、怪異よりも歪んだ人間の心の方が怖い、という陳腐な展開を面白くすることもできていません。