作者名:は行

「大根」星哲朗

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011748.html 豆腐: 最初から最後まで、わかり易い文章と構成で好感が持てる。 が、地味。

「ミタラシヌ」符儀志菜々

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011734.html 豆腐: 「この神社で霊を見たら、憑りつかれて呪い殺される」なら、誰の、どんな霊でもいいということになり、特殊なのは霊ではなくこの神社にある呪いだということになる。 であれば、この神社と呪いにクロ…

「安眠」星哲朗

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011727.html 豆腐: えっ、それだけ? 死の瞬間の気持ちを描いてそれが怪談だと言えるの?

「金縛り?」百句鳥

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011720.html 豆腐: 金縛りかと思ったら動きまわる子供の霊だった、というだけ。 Aの怪異と思わせておいて実はB、というのはよくある手ですが、この作品の場合はそのどちらもがありきたりであり、しかも長らくAと思わ…

「手紙」ハナ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011716.html 豆腐: 超自然がらみの「イイ話」だが、良くも悪くもスタンダード。 少なくとも私の求める怪談ではない。

「曰くつきの席」不治売

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011711.html 豆腐: すっきりしていていいが、インパクトに欠ける。 男性の場合離職する、とかそういうオチかと思った。

「大岩課長」不治売

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011698.html 豆腐: 「小さいおっさん」とてのひらサイズの課長を結びつけて怪談と言い切るのは乱暴というか強引というか。

「妻の指」花崎狂華

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011682.html 豆腐: 文章にところどころ重複がある。 オチも強引な感じを受けた。

「何かおかしい」ヒノ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011664.html 豆腐: そうですか! 両腕のない通行人と、額を撃たれた警官は殺されていると思うのだが、現世はそんなに物騒なのだろうか。 自身の死に気づかない死者というネタも特に新味はない。

「ビストロシリカ」深田 享/

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011660.html 豆腐: 「話を引き取った」、「彼女は主人の会社の〜」など、言葉づかいに妙なところがある。 また、店にたどり着けないのに、探偵がなぜ語り手を訪れたのかが不明。 こういうところにひっかかると、特別料…

「夫婦喧嘩」ブル

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011652.html 豆腐: 「お父さん」と「とうさん」、二種類の呼び方があったり、最後だけ敬体になるのは統一した方がいい。 オチも読みやすく、最後で痴呆症をネタにブラフをかけ続ける意味がわからない。

「十七時の怪談」百句鳥

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011648.html 豆腐: 文章のつなぎに難があるのと、大仰な言葉づかいをしてしまう点で、スムーズに文章に入り込めない。 螺旋階段なら螺旋階段と一言言えばいいのでは?

「林檎飴。」花崎狂華

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011622.html 豆腐: 「ある日」会ったその後も継続的に会っていたから「いつも」なんだよね? など、時系列がよくわかりづらい。

「君に会いに。」花崎狂華

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011621.html 豆腐: 「君」と「彼女」が同一人物なのかどうか、で恐怖を感じさせたいのだと思う。 やはり幽霊の独白は難しい。

「逆流」古屋賢一

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011615.html 豆腐: 夢の光景が念写される携帯電話、それが現実の事件とリンクしている、という展開は面白い。 途中のイメージの羅列が、句点で数珠つなぎになっているのは読んでいてつらい。

「父の思い出」葉原あきよ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011613.html 豆腐: 足を向けていたから怒られたとか、そういう話かと思った。 個人的な感覚のレベルで止まっているので、怪談とはいいづらいのでは?

「毒々しい虫」ヒノ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011604.html 豆腐: よっぽど効果を期待する以外は、敬体と常体、一人称視点と三人称視点は統一した方がいい。

「父、母不在」おばば

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011598.html 豆腐: シチュエーションを伝える文章に難あり。誰が母の絵を描いたの? そして怪談ではない。

「エフェメラ」古屋賢一

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011591.html 豆腐: 恋愛感情や思い出までも「一日しか存在しえないもの」*1として、それでも縋りたい気持ちを描くのは面白い。個人的に好み。 だが、最後の一文は蛇足だし、そもそも怪談ではないような気もする。 *1:「…

「MIMIC」本間 二朗

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011590.html 豆腐: 「スイッチに乗せた指先」に感じた「おかしな感触」が具体的にどんな感じなのか書かれていればよかった。 あと、なにが掃除機に擬態しているのかがわからず、それを押し付けたい老人の気持ちや、難を…

「女の顔の話」保之ケイ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011585.html 豆腐: 最初のかぎかっこ内セリフ(?)は誰? 車にひっつかれてるなら「振り切れた」という言い回しは適切でないのでは? あと、複数回読んだ印象として、これは「女の顔の話」ではない。

「こえ」百句鳥

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011570.html 豆腐: 怪異の説明を省き正体をぼかし、恐怖を煽りたいのかと思うけど、書き口が冗長で逆にさめてしまう。 あと、足元にいた猫が「背中をめがけて飛び掛」るのは変。 きっと「背後」の間違いなんだと思うけ…

「人形」深田 亨

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011566.html 豆腐 人形の怖さ、不気味さに焦点を当てたいのだと思うが、そこで終わっては焦点が当たっただけで、余韻がなくてつらい。 「結果、業績が上向いたが……」みたいなオチの方がいいかもと思う。

「ポケット」春

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011525.html 豆腐: 「幼稚園児」だからやんちゃ、というのはちょっと乱暴か。 言葉のイメージによりかからず説明して欲しい。 あと、猟奇譚レベルで止まってる。

「伝達」春

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011524.html 豆腐: 断絶の話は好き。 でも、怪談としての新味に乏しい。

「独演会のおみやげ」日原雄一

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011521.html 豆腐: 正体不明な「かりんとう」など、不気味な雰囲気を盛り上げる小道具がいい。

「縁」必須あみのさん

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011517.html 豆腐: 病院の食堂のエピソードと、「それもいいですねえ」以外にも、縁の怪異を感じさせる描写があると伝わりやすいと思う。 あるいはもっと直接的にするとか。

「あり得ないなんてあり得ない」針山

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011514.html 豆腐: 書いてる側も読んでる側も、書かれて読まれてる中の人も怖くないなら(以下略)。

「境界線」針山

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011513.html 豆腐: 怪談じゃないんじゃないかなあ。

「百一人物語」針山

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011512.html 豆腐: アイディアが好き。実行出来るのかどうかを考えてさめてしまった部分がある。