作品名:は行

「はじまりの場所」沙木とも子

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011703.html 豆腐: 父はその場所でマタギを捨て、舞踏家として贖罪の舞を舞っていたということか。土饅頭は超自然の力に導かれてそこに集まったのか、父が埋めていったのか。アイディアはいいだけに不透明な部分が残っ…

「僕たち」kanhan

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011702.html 豆腐: いじめられっこは、その復讐をこの世の法則では成し遂げられない、という展開はありきたり。怪異や、それを生む怨念の描写を増やしてみるなどすれば独創性が出るかも。

「火車」時来野

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011700.html 豆腐: 雨雲の位置をPCで確認する、という展開に、今は遠くなってしまった怪異を日常に呼び寄せようとする苦労を感じるが、同時に「わざわざそんなことするか?」というわざとらしさも感じてしまう。

「パシャ」化野蝶々

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011694.html 豆腐: ネタとして怖さを感じず、また語り手のキャラクターに対して嫌悪感はあっても恐怖は感じないので、この上怪異に対する恐怖を持つ人物がいないとどこも怖がれなかった。

「ヘテロの再生」高中千春

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011685.html 豆腐: 毛根が生きていて毛が伸び続ける怪異、というのは地味ながらインパクトがあっていい。 「頭の節からうえ」など、意味のわかりづらい表現がある。

「ぽっくりさま」化野蝶々

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011679.html 豆腐: 「ぽっくりさま」の説明が乏しく、なぜ当時よりも古い時期の人形に、当時の村人と同じ顔があるのか、その辺りの整合性がほしい。 奉納は今(当時)も行われているが、「自分だけ人形が奉納されていな…

「バーきわこ」内藤 了

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011675.html 豆腐: 面白いが、恐怖のカタルシスに欠ける。

「初体験」込宮宴

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011674.html 豆腐: 金縛り初体験の話、というだけだった。

「ビストロシリカ」深田 享/

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011660.html 豆腐: 「話を引き取った」、「彼女は主人の会社の〜」など、言葉づかいに妙なところがある。 また、店にたどり着けないのに、探偵がなぜ語り手を訪れたのかが不明。 こういうところにひっかかると、特別料…

「墓石へ」たかき統一/

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011656.html 豆腐: 冒頭の文章からは、風水を行うのは初めてのような印象を受けたが。 そして、亡霊は墓石とともに語り手の背後をついてまわっているのだろうか。

「夫婦喧嘩」ブル

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011652.html 豆腐: 「お父さん」と「とうさん」、二種類の呼び方があったり、最後だけ敬体になるのは統一した方がいい。 オチも読みやすく、最後で痴呆症をネタにブラフをかけ続ける意味がわからない。

「覇婆寺白熱怪談」迷跡

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011642.html 豆腐: 「一見重厚だけど結構軽い」人間が「一生懸命になって」凝った怪談を用意するか? 理屈好きの幽霊は面白いが、哲学ネタを抜くとただとり憑かれただけの話になってしまう。

「八階」斜 斤

豆腐: で? 文章は達者ですが、不可思議な「八階」にたどり着き、不安を味わった、その先が読みたくなってしまいます。 また、不可思議な暗闇に残された不安と、開いていない扉からやってくる足音と気配の不思議さが競合し、どちらを怖がればいいのかわから…

「不死鮒」音城弦二朗

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011628.html 豆腐: 腹を割いても「鮒は完全な死に至って」いないと言っているのに、あとで「体を割かれた時点で絶命して」いると言っている。 特に大して新味のある内容ではないので、文章の荒が目立ってしまう。

「ホームの男」AkiDreamer

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011616.html 豆腐: 詩はイメージを喚起する言葉をリズムとテンポを意識しながら配置すると効果が高く、これのように散文的に並べるだけでは、あまり意味がないと思う。

「備忘録」屋敷あずさ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011611.html 豆腐: 冒頭のセンテンスがなんなのか、明け方の夢は初七日の終わりなのか、意味のつながらないところが多い。伯父と伯母は別居していたのかとか。 体験した事実を書くにしても、怖がらせるとか不思議な気持…

「星に座る化け物」bakugawa

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011597.html 豆腐: 文章を練習して、言葉遣いやシチュエーションのおかしなところ(嵐の砂浜で絵が描けるか?鎖で絵を描けるってどうして?)を直すか、納得させられるだけの文章力を身につければ、この残酷な雰囲気は…

「ペイズリー」松 音戸子

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011579.html 豆腐: 魂のもつ願望? 欲望を「輝かしい」とする語り手の意識の持ち方はどうかな? と思うけど、概ねいい。 ところで、引きずり込まずにまとわりついて、ビキニみたいに見えるってことは、魂は性欲をもって…

「畑先輩」三浦さんぽ/

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011564.html 豆腐: 「私は畑先輩に恋しているのだけど〜」が唐突に現れるので、「一緒に食べませんか」が「田畑くん」のセリフだとすぐには気づけず、混乱した。 これ以外にも、一文に情報が詰め込まれすぎて、イメージ…

「春の日のアパートの一室」阪井マチ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011562.html 豆腐: ラストの「私も男性も情けない声しか出せなかった」が、怪異に出会った人の反応を表す文章として、個人的には類を見ない素晴らしさと思う。 が、そこに到るまでにひっかかる表現が多い。

「干潟の怪」ququ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011536.html 豆腐: 夜の海の不気味な感じがもう少し描かれていればと思う。あるいは祖母とはぐれた孤独感とか。 現段階では普通。

「ポケット」春

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011525.html 豆腐: 「幼稚園児」だからやんちゃ、というのはちょっと乱暴か。 言葉のイメージによりかからず説明して欲しい。 あと、猟奇譚レベルで止まってる。

「果て」寒竹泉美

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011518.html 豆腐: ショートショートですね。 雰囲気はいいと思うけど、怪談じゃないとも思うので。

「百一人物語」針山

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011512.html 豆腐: アイディアが好き。実行出来るのかどうかを考えてさめてしまった部分がある。

「ハピネス」かまみ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011507.html 豆腐: 読みにくい。あと、ショート(略)。

「ひなどり」間倉巳堂

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011501.html 豆腐: 不条理怪談? 単にひなどりでなければならない理由が見えてこないだけ?

「屠る物」まめくん

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011496.html 豆腐: 猟奇譚では?

「骨細工」早乙女まぶた

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011490.html 豆腐: お母さんは何を作っていたのか、というか、なにをどうして「人形」を作ったのか。 例えば、お母さんが陶芸家だとか、デザイナーだとか、そういう情報があればもっと解りやすく朦朧として、よかったの…

「ひまわり」純太郎

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011486.html 豆腐: 前半部と後半部で、それぞれ現在系を使ってしまって、語り手の「今」が判りにくくなっているのが惜しい。 また、「おぞましいイメージ」程度が超自然的な事実に直結しているのが短絡的すぎるのも惜し…

「馬頭観音前」夢野 竹輪

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011478.html 豆腐: オチは好き。 でも、そこに到るまでの流れで言葉づかいにひっかかりまくりで、すんなりオチまで辿りつけないので、びっくり感が薄れるのが残念。