2011-06-23から1日間の記事一覧

「MIMIC」本間 二朗

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011590.html 豆腐: 「スイッチに乗せた指先」に感じた「おかしな感触」が具体的にどんな感じなのか書かれていればよかった。 あと、なにが掃除機に擬態しているのかがわからず、それを押し付けたい老人の気持ちや、難を…

「実験」椎津くみ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011588.html 豆腐: 蝋がどこに垂れて足に向かっているのか書いていないので、イメージが伝わらない(たぶん床なんだろうと思うけど)。 蝋燭の蝋が溜まって、その流れで妖しいものの到来を表すアイディアがいいだけに、…

「岬への坂道」椎津くみ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011587.html 豆腐: 語り手が幽霊に興味を持ったとして、通行人を観察するのは変。 それ以前に、事故現場に執着する理由が「事故に遭った」だけというのは乱暴。 これもびっくりオチを目指しているが、二節目でオチが予…

「仕返し」椎津くみ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011586.html 豆腐: 裕子には夫がいるので、実際には三股では? 「厳重に毛布が巻かれて」いるなら、「隙間から中身が覗」くのは変では? あと、びっくりオチとしては、途中で気づいてしまい残念だった。

「女の顔の話」保之ケイ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011585.html 豆腐: 最初のかぎかっこ内セリフ(?)は誰? 車にひっつかれてるなら「振り切れた」という言い回しは適切でないのでは? あと、複数回読んだ印象として、これは「女の顔の話」ではない。

「未だにあなたはみつからない」根多加良

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011584.html 豆腐: 語り手が自身の体験を語っているのか、社内の誰かの話を語っているのか、途中からわかりづらくなる。中年女が語る携帯電話の入手課程や波打ち際の怪異は面白いが、語り手(あるいは社内の誰か)が体…

「愛する人へ」たけぞう

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011582.html 豆腐: 「しばたたかせる」が、用法などを間違えているわけじゃないんだけど引っかかる。 難しい言葉づかいを含む文は、一度音読してみるといいんじゃないかしら。 あと、手術の結果で結末に至るのなら、そ…

「家訓」迷跡

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011580.html 豆腐: 冒頭は一人称風の書き口なのに、一人称の自虐的な表現と取れる「残業知らずの松嶋くんだった」以降、三人称風になってしまうのは意図してのこと? それとも書いていて混乱しちゃった? あと、時代が…

「ペイズリー」松 音戸子

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011579.html 豆腐: 魂のもつ願望? 欲望を「輝かしい」とする語り手の意識の持ち方はどうかな? と思うけど、概ねいい。 ところで、引きずり込まずにまとわりついて、ビキニみたいに見えるってことは、魂は性欲をもって…

「淫夢」化野蝶々

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011578.html 豆腐: 文章はこなれているし、書きたいイメージもストレートに伝わってくる。個人的には模範的な一編だと思う。あとは好みの問題。

「月にまつわる」秋知

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011577.html 豆腐: 「月」と「母」の因果関係が不明なままでは、いまいちのりきれず、イメージに対する都合の良さによって配置されたお話、という風に感じてしまった。