2011-06-16から1日間の記事一覧

「警告」丸山政也

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011537.html 豆腐: 入院患者がみな語り手を惹きつけるラインナップの持ち主だったのかとか、題名が「警告」ではなく「診断」の方がよかったのではないかとか、ツッコミが思い浮かぶものの、好き。 お豆腐3つにしなかっ…

「夫婦湯呑」岩里藁人

豆腐: 作りは丁寧だが、怪異の影響が現れる段階で一気に簡素な説明になってしまうのが惜しい。

「干潟の怪」ququ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011536.html 豆腐: 夜の海の不気味な感じがもう少し描かれていればと思う。あるいは祖母とはぐれた孤独感とか。 現段階では普通。

「喫煙所にて」紅 侘助

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011535.html 豆腐: ヤクザ怪談は珍しくていい。 前段の説明が長く、怪異が唐突に感じられるのが惜しい。 あと、両手とも指が満足にない状態で、語り手はどうやって火をつけたんだろうね? 聞き手がつけてあげたのかな。

「喪服の女」矢内りんご

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011534.html 豆腐: ありきたりな話かと思うけど、最後の一文でぞっとさせられる文章力が素晴らしい。 語の選択や配置、文体がいいんじゃないかな。

「くわい」剣先あおり

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011533.html 豆腐: 「自分だけに見えない何か」の恐怖はいいが、シンプルすぎる。 ラストで提示される怪異の偏在への推察も唐突。

「ギヤマン」渋江照彦

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011532.html 豆腐: 不条理怪談を狙ったのかと思うが、漠然としすぎて伝わらない。

「聖痕」夢野 竹輪

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011531.html 豆腐: 「あの人」とラーメン屋のギャップを狙ったのかもしれないが、それほど効果を感じなかったのは、二つの結びつきに意外性以外の要素を見いだせなかったからか。 意外性の中にも必然性が欲しい。

「心霊写真?」崩木十弐

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011530.html 豆腐: 幼馴染がノブオならそのまま「ノブオ」でいいのでは? 叙述トリック系の話だが、ミスリードが弱い。

「時計」K・I

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011529.html 豆腐: 虐待の連鎖を思わせる展開がいい。 呪いの影響が類型的なのとインパクトが弱いのが難点。 「とても甲高い声」や「平板な顔」など、ひっかかる表現も。

「赤い糸」隣の泣き声

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011528.html 豆腐: 赤い糸の不思議と猟奇なイメージが乖離している。 それと、こういうスタイルは難しいね。