2011-07-03から1日間の記事一覧

「入水」メジャヴ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011696.html 豆腐: 怪異らしきものが沼中の幻影とその台詞しかなく、それが偽悪的な雰囲気の文章で装飾されているだけ。 沼というロケーションも、入水というテーマからのもので、それも文体から導きだされたものに思え…

「迷い蝿」立花腑楽

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011695.html 豆腐: 蠅は死や病を引き寄せてしまう叔母の心の動きが具現化したものか。 細かい表現や流れを総合した一枚の絵として美しいが、個人的には奥行きが足りないと思った。

「パシャ」化野蝶々

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011694.html 豆腐: ネタとして怖さを感じず、また語り手のキャラクターに対して嫌悪感はあっても恐怖は感じないので、この上怪異に対する恐怖を持つ人物がいないとどこも怖がれなかった。

「見上げるな」炭酸水

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011693.html 豆腐: 無駄なくすっきりしているが、それだけに描写が薄く、地味な印象。 読後に余韻が欲しい。

「怪談小説」甲斐子太郎

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011692.html 豆腐: 怪異が起こってそれだけ、というのは、よっぽどうまくやらないと難しいのでは。 ディテールの取捨選択、言葉づかいなど気を配った方がいい点がまだある。

「2度めの握手」師匠

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011691.html 豆腐: 途中で、冒頭の一文は間違いなのかと思ったが、そうではなくてびっくりした。

「欲望の欠片」野棘かな

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011690.html 豆腐: 語り手はかつて同じ場所で上級生=人魚に会っているのか。 だとしても、上級生と伯父の関係が不鮮明で、語り手の気持ちが伝わってこない。

「似顔絵」雷都(「雷都」似顔絵)

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011689.html 豆腐: はあ。 漠然としすぎていて、どこで怖がればいいのか、不思議を感じればいいのかわかりませんでした。

「指」雷都

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011688.html 豆腐: はあ。 バイト先がアダルトショップである必然性が特になく、 「落し物=指がない→といいつつある→元々の数が多かった」 というのは、ジョークにはなっても怪異も恐怖も感じませんでした。

「卒業」雷都

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011687.html 豆腐: 細かいところで幽霊の存在を示そうとする手法はいいが、それだけといえばそれだけの話で、卒業の時期が舞台の意味が特に読みとれない。

「消えた指」よしお てつ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011686.html 豆腐: 事後から語り始め、怪異を想像させながら二段目のオチにたどり着くまで、丁寧に書かれていて好感が持てる。

「ヘテロの再生」高中千春

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011685.html 豆腐: 毛根が生きていて毛が伸び続ける怪異、というのは地味ながらインパクトがあっていい。 「頭の節からうえ」など、意味のわかりづらい表現がある。

「もらうなら」鈴木舞

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011684.html 豆腐: はあ。 目玉とピンポン玉を替えることを告白することが怪談になるでしょうか?

「安心できる我が家」黒崎典

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011683.html 豆腐: 普通。 怪異の存在をにわおせ、その予兆で恐怖を誘う手法なのだと思いますが、「こうかな?」と想像する展開にことごとく合致してしまい、意外性を感じませんでした。

「妻の指」花崎狂華

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011682.html 豆腐: 文章にところどころ重複がある。 オチも強引な感じを受けた。

「啓蟄」沙木とも子

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011681.html 豆腐: 静かな怪異の描写を取り巻く、これもまた静かな人の業のゆらめきがいい。 高い完成度。