2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「手」タダスケ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011623.html 豆腐: 「手首より上」? どちらかというと「手首から先」の方がわかりやすくないかな? そして、手がどこに現れたのか書かれておらず、オチも変。 構成をもっと考えて。

「林檎飴。」花崎狂華

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011622.html 豆腐: 「ある日」会ったその後も継続的に会っていたから「いつも」なんだよね? など、時系列がよくわかりづらい。

「君に会いに。」花崎狂華

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011621.html 豆腐: 「君」と「彼女」が同一人物なのかどうか、で恐怖を感じさせたいのだと思う。 やはり幽霊の独白は難しい。

「後ろにつきたい」内田由伊

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011620.html 豆腐: 男の子の死と流産の因果関係と、霊が憑く理由が理解できない。 あと、助詞の使い方に難あり。「私の他にもう一人役がふられた子がいた」とか。

「最後の電話」カオル

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011619.html 豆腐: 同窓生の間だけで連鎖する怪異、というのもちょっと納得がいかない。 電話を媒介とするなら、家族友人恋人仕事仲間などでもっと死者が出ているのでは?

「混線」AkiDreamer

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011618.html 豆腐: 混線じゃなくて霊的ななにかだったということなんだろうけど、この文章でそれを怖さにまで昇華して他人に伝えるのはつらい。

「水シャワー」AkiDreamer

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011617.html 豆腐: 最後の二文だけでは、「世界で一番短い怪談」に敵わない。 「世界で一番短い怪談」とは、以下のようなものです。"The last man in the world sat alone in the last room in the world. Suddenly, th…

「ホームの男」AkiDreamer

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011616.html 豆腐: 詩はイメージを喚起する言葉をリズムとテンポを意識しながら配置すると効果が高く、これのように散文的に並べるだけでは、あまり意味がないと思う。

「逆流」古屋賢一

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011615.html 豆腐: 夢の光景が念写される携帯電話、それが現実の事件とリンクしている、という展開は面白い。 途中のイメージの羅列が、句点で数珠つなぎになっているのは読んでいてつらい。

「父の思い出」葉原あきよ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011613.html 豆腐: 足を向けていたから怒られたとか、そういう話かと思った。 個人的な感覚のレベルで止まっているので、怪談とはいいづらいのでは?

「12月8日」小林裕

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011612.html 豆腐: ジョン・レノンに関する記憶と殺人に符合を見出すファンタジーのように思う。怪談なのかどうか。

「備忘録」屋敷あずさ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011611.html 豆腐: 冒頭のセンテンスがなんなのか、明け方の夢は初七日の終わりなのか、意味のつながらないところが多い。伯父と伯母は別居していたのかとか。 体験した事実を書くにしても、怖がらせるとか不思議な気持…

「シンデレラ」屋敷あずさ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011610.html 豆腐: かぼちゃが出てきてしまうので、本当にそのまんまシンデレラの話を怪談風にしただけ。

「拡散系」島村ゆに

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011609.html 豆腐: 怪異を説明する最後の段落が興ざめな上に、意味が通らない。 拡散する怪異が収束する理由がわからない上に、どこにも「あなたにだけ」と書いてないので、とってつけた感が増す。

「送迎バス」純太郎

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011608.html 豆腐: バスが最初から異界のものだったのか、それとも事故のニュース後に異界のものとなったのか。 万年筆が部屋に現れる必然性がない。

「交差」水池亘

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011607.html 豆腐: 一人称が「私」の部分があったり、一文に「僕は」が重複している部分があったりと、推敲していないのかと思えて残念。 ラストが取ってつけたようなハッピーエンドになるのも都合が良すぎる。

「自転車」峯岸可弥

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011606.html 豆腐: 語りの内容の混乱が、怪異の証明になっているような、いないような。 混乱を混乱のままで終わらせず、恐怖に変わる流れが欲しいと思う。

「毒々しい虫」ヒノ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011604.html 豆腐: よっぽど効果を期待する以外は、敬体と常体、一人称視点と三人称視点は統一した方がいい。

「父と娘」蒼 隼大

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011603.html 豆腐: 忌避するものに犯され、それを孕むことの恐怖と快感にクローズアップすると、個人的には好み。 この段階ではただのエログロシチュエーション怪談。

「カステラ」三浦さんぽ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011602.html 豆腐: カステラを食べたことに何かあるのか? と思わせる雰囲気が一読では伝わりづらい気がする。 文章はうまい。

「猫殺し」安倍一作

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011601.html 豆腐: 異常心理もので、怪談ではない。

「犬小屋」安倍一作

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011600.html 豆腐: 平山夢明風猟奇譚で、怪談ではない。

「洗車」内藤 了

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011599.html 豆腐: 倒置する怪異と、それが連鎖する構図は面白いが、ところどころ説明に難あり。あと、「ぞっとする」と言い切ってしまうのは諸刃の剣。

「父、母不在」おばば

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011598.html 豆腐: シチュエーションを伝える文章に難あり。誰が母の絵を描いたの? そして怪談ではない。

「星に座る化け物」bakugawa

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011597.html 豆腐: 文章を練習して、言葉遣いやシチュエーションのおかしなところ(嵐の砂浜で絵が描けるか?鎖で絵を描けるってどうして?)を直すか、納得させられるだけの文章力を身につければ、この残酷な雰囲気は…

「金網と卵」bakugawa

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011596.html 豆腐: 少女愛とバロット(有精子卵料理)のイメージ合わせは、定番だけど悪くない。ただ、流れとしてどうしても行為のあとに食べる必要があったんだと思うけど、滋養強壮にいいバロットは行為前に食べるの…

「 裏階段」宵野蛍

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011593.html 豆腐: 怪異の描写は、スタンダードだが個人的には効果が高いと思う。 ただ、飲み屋と神社と会社の位置関係がはっきりしないため、なぜそこを通れば近道になるのかわからず、階段を登らせたい意図を強く感じ…

「Everyday,蚊、注射」蒼 隼大

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011592.html 豆腐: ゾンビはSFかホラーであっても怪談ではない。 私はゾンビ好きだけど、ゾンビものとしてもさして評価はできない。

「エフェメラ」古屋賢一

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011591.html 豆腐: 恋愛感情や思い出までも「一日しか存在しえないもの」*1として、それでも縋りたい気持ちを描くのは面白い。個人的に好み。 だが、最後の一文は蛇足だし、そもそも怪談ではないような気もする。 *1:「…

「MIMIC」本間 二朗

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011590.html 豆腐: 「スイッチに乗せた指先」に感じた「おかしな感触」が具体的にどんな感じなのか書かれていればよかった。 あと、なにが掃除機に擬態しているのかがわからず、それを押し付けたい老人の気持ちや、難を…