作品名:か行

「君に会いに。」花崎狂華

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011621.html 豆腐: 「君」と「彼女」が同一人物なのかどうか、で恐怖を感じさせたいのだと思う。 やはり幽霊の独白は難しい。

「混線」AkiDreamer

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011618.html 豆腐: 混線じゃなくて霊的ななにかだったということなんだろうけど、この文章でそれを怖さにまで昇華して他人に伝えるのはつらい。

「逆流」古屋賢一

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011615.html 豆腐: 夢の光景が念写される携帯電話、それが現実の事件とリンクしている、という展開は面白い。 途中のイメージの羅列が、句点で数珠つなぎになっているのは読んでいてつらい。

「拡散系」島村ゆに

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011609.html 豆腐: 怪異を説明する最後の段落が興ざめな上に、意味が通らない。 拡散する怪異が収束する理由がわからない上に、どこにも「あなたにだけ」と書いてないので、とってつけた感が増す。

「交差」水池亘

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011607.html 豆腐: 一人称が「私」の部分があったり、一文に「僕は」が重複している部分があったりと、推敲していないのかと思えて残念。 ラストが取ってつけたようなハッピーエンドになるのも都合が良すぎる。

「カステラ」三浦さんぽ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011602.html 豆腐: カステラを食べたことに何かあるのか? と思わせる雰囲気が一読では伝わりづらい気がする。 文章はうまい。

「金網と卵」bakugawa

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011596.html 豆腐: 少女愛とバロット(有精子卵料理)のイメージ合わせは、定番だけど悪くない。ただ、流れとしてどうしても行為のあとに食べる必要があったんだと思うけど、滋養強壮にいいバロットは行為前に食べるの…

「家訓」迷跡

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011580.html 豆腐: 冒頭は一人称風の書き口なのに、一人称の自虐的な表現と取れる「残業知らずの松嶋くんだった」以降、三人称風になってしまうのは意図してのこと? それとも書いていて混乱しちゃった? あと、時代が…

「こんこん」まつぐ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011573.html 豆腐: 狐かと思った。 「丑の刻参りが行われていた」だけでは、人が現実的に行うことで、怪談とは言えないように思う。 その先に、現実的、物質的なものの考えでは説明のつかないことが置きたり、その証拠…

「こえ」百句鳥

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011570.html 豆腐: 怪異の説明を省き正体をぼかし、恐怖を煽りたいのかと思うけど、書き口が冗長で逆にさめてしまう。 あと、足元にいた猫が「背中をめがけて飛び掛」るのは変。 きっと「背後」の間違いなんだと思うけ…

「狐の顔」矢内 りんご

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011568.html 豆腐: 「ほんの成り行き」が実際どうだったのか、書かないならその説明はいらないと思う。 「携帯バッテリが切れた」もちょっと変だし、「石仏」のエピソードも「お力」のイメージを散らせるだけであまり効…

「殺す口」カオル

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011563.html 豆腐: 読みづらい。状況が掴みづらい。 「秘密をばらす」と「ばらされた人が死ぬ」の因果関係がわかりづらい、想像しづらい。 語り手は女だと思うけど、男とも思われるような言い回しもあって、キャラクタ…

「格安物件」天羽 孔明

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011561.html 豆腐: 恐ろしいまでにスタンダード。なので、個人的には可もなく不可もなし。

「壁越し初潮」青山藍明

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011559.html 豆腐: なぜ母が嫌いなのか、嫌いじゃない母、優しい母とはどんな母だったのかまで書ければよかったのに、これでは壁に埋められる原因にしかなっていないように思う。

「消えた死体」寒竹泉美

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011555.html 豆腐: 人間の死体オチかと思ったらオーソドックスな怪談だった。

「怪談王」新熊昇

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011550.html 豆腐: 面白いんだけど、ところどころ誤字脱字があるのと、最初の一文から題名を「大怪談王」にした方がよかったのでは、と思ってしまったので。

「五本足の椅子」斜 斤

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011547.html 豆腐: 話は面白いし、怪異も不思議に不気味でいいんだけど、「クラスに転入してきたばかりのイェル君に〜」以降の文章が、個人的にはごつごつと引っかかってどうしても読みづらい。 スタイルなんだとは思う…

「黒女」百日紅

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011543.html 豆腐: 歯はいつ抜けたんだろ。

「求婚」早乙女まぶた

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011541.html 豆腐: 彼のキャラクターが薄い。怪異の根本である彼の気持ちの深さを感じさせる描写があれば。 ところで、冥婚って流行りなの? GIMA氏の諸作とか、独善男シリーズ(勝手に命名)とか、今年はこのネタのも…

「警告」丸山政也

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011537.html 豆腐: 入院患者がみな語り手を惹きつけるラインナップの持ち主だったのかとか、題名が「警告」ではなく「診断」の方がよかったのではないかとか、ツッコミが思い浮かぶものの、好き。 お豆腐3つにしなかっ…

「喫煙所にて」紅 侘助

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011535.html 豆腐: ヤクザ怪談は珍しくていい。 前段の説明が長く、怪異が唐突に感じられるのが惜しい。 あと、両手とも指が満足にない状態で、語り手はどうやって火をつけたんだろうね? 聞き手がつけてあげたのかな。

「くわい」剣先あおり

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011533.html 豆腐: 「自分だけに見えない何か」の恐怖はいいが、シンプルすぎる。 ラストで提示される怪異の偏在への推察も唐突。

「ギヤマン」渋江照彦

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011532.html 豆腐: 不条理怪談を狙ったのかと思うが、漠然としすぎて伝わらない。

「こんなところで」間遠南

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011527.html 豆腐: 漠然としすぎ。

「ゴミ出し管理人」鬼頭ちる

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011526.html 豆腐: 『東京伝説』風猟奇ショートショートで、怪談ではない。

「境界線」針山

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011513.html 豆腐: 怪談じゃないんじゃないかなあ。

「彼は今夜も酒を飲む」暮木椎哉

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011509.html 豆腐: ほのぼのした雰囲気がいい。

「ギミック」谷一生

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011488.html 豆腐: 最初の「(ここまでは実話)」ではびっくりしたが、二度目で狙いが伝わったのでほっとした。 「金策」だけではロープの存在感が薄いのが残念。

「考えるネズミは悪いネズミ」蜂葉一

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011487.html 豆腐: SFだったりファンタジーだったりの賞であれば面白いと思うが、怪談要素が薄いので、なんとも惜しいかぎり。

「黒松の盆栽」丸山政也

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011484.html 豆腐: 細かい言葉づかいがひっかかるが、不気味な符号が超自然の干渉を思わせるバランスがいい。