作者名:た行

「ないものねだり」田麿香

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011494.html 豆腐: はあ。 霊の造形も特別突出したところはないし、「除霊」などと言い切ってしまうのが興ざめです。 なにより胸糞悪い語り手が嫌いです。

「お花畑」田中せいや

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011492.html 豆腐: 雰囲気もいいし、シンプルなのもいい。 でもどちらかというと「怪異」ではなく「幻想」の範疇に入ってしまうだろうことが惜しい。 賞のコンセプトが違えばよかったのに。

「ギミック」谷一生

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011488.html 豆腐: 最初の「(ここまでは実話)」ではびっくりしたが、二度目で狙いが伝わったのでほっとした。 「金策」だけではロープの存在感が薄いのが残念。

「例えば、その手は何のためにある?」時貞 八雲

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011481.html 豆腐: 外在する怪異でないと解釈できてしまうと、ただのファンタジーになってしまう点が惜しい。

「愛の刃を握り締め、君への恋を叶えに行こう」田麿香

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011472.html 豆腐: はあ。 女性をバラバラにして持ち帰る、というだけではどこにも超自然のにおいはなく、怪談として成立していないように思います。 さらに、女性器の周辺を「その女性そのもの」と読めるような書き方…

「虹を歩こう」たかき統一

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011466.html 豆腐: 夢と挫折の話だとして、ディティールに整合性がみられない。

「警告」谷一生

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011458.html 豆腐: はあ? 作者ご自身はツイッターで「喫煙者自身の怨嗟」と言っていますが*1、そう受け取らせようとする努力が足りないと思います。 自分ではない誰かがこれを読んでどう思うかの判断は、語り聞かせ、…

「ドライブ」谷一生

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011452.html 豆腐: 最後の一段落まではありがちと思っていた。 そこまでの間の文章にある、変なクセが惜しい。

「お化け屋敷に住んでいた」道標法師

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011439.html 豆腐: 「申し訳ないが特に恐怖を感じる事件は無かった」なら書くべきじゃない。 書いてる側も読んでる側も、書かれて読まれてる中の人も怖くないなら(以下略)。

「死んだ白猫」道標法師

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011437.html 豆腐: アイディアはいいのに書き方で損をしている。 聞き語り風にするなら語り手を突き放したほうがいいし、完全フィクションにしてしまうならディティールや「言わずにすませること」に気を配ったほうがい…

「もっとも古い記憶」道標法師

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011435.html 豆腐: アイディアは面白いが、書き口がぎこちない。

「柳の枝が地面につくと」炭酸水

豆腐: 正体の不明な嫌な雰囲気を漂わせたい意志が見え隠れ。

「赤ちゃん」炭酸水

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011424.html 豆腐: 読み返すと冒頭の「のだそうだ」が不要だったり、細かい言葉遣いが微妙だが、おおむねいい。

「紅葉」時貞 八雲

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011419.html 豆腐: 娘の存在が、戻らない輝かしい過去の可能性との分水嶺なら、もう少し印象を強めてもいいはず。 遺体のあるなしよりもそっちの方が重要。

「帰るところ」黄昏白髪

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011415.html 豆腐: 断片的すぎる。 「先の言葉は〜後の言葉は〜」のくだりくらいは、もうちょっと分かりやすくしてもいいと思う。

「結婚」たけぞう

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011414.html 豆腐: 普通。 語り手と「亜衣」の関係(生前の)がわからないし、結局殺して首を持ち去っているだけです。 そして、それでは怪談ではないと思います。

「蕩ける雨」若本衣織

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011404.html 豆腐: 死んで間もない猫が「半ば融解し」ているのはなぜ。 言葉づかいのそれっぽさの割に内容は普通。

「いまでは青い目になっちゃって」高家あさひ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011396.html 豆腐: 聞き語り風なのに三人称視点のホラーになっているのが残念。 「子供の身長とおなじくらいの背丈」がひっかかる。

「車輪」時貞 八雲

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011393.html 豆腐: 雰囲気重視の幻想譚風だけど中身が伴わず。

「カタミワケ」高柴三聞

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011381.html 豆腐: で? 四行で怪談を成立させるためには、よっぽど工夫が必要です。 さらに、これだけでは猟奇譚とは言えても、怪談とは言いづらいと思います。