作品名:あ行

「家の中の墓」矢内りんご

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011540.html 豆腐: 理由は不明だけど、「半分」の意味を考えるとじわじわくる。 こういうのを待っていました。

「赤い糸」隣の泣き声

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011528.html 豆腐: 赤い糸の不思議と猟奇なイメージが乖離している。 それと、こういうスタイルは難しいね。

「愛してる。」おばば

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011523.html 豆腐: 足元に殺した男の霊がすがりついている、という解釈でよろしい? これだけでは起伏に乏しい。

「うふふふ」おばば

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011522.html 豆腐: はあ。 何か言えることがあるかと思いましたが、読み返しても何もありませんでした。

「縁」必須あみのさん

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011517.html 豆腐: 病院の食堂のエピソードと、「それもいいですねえ」以外にも、縁の怪異を感じさせる描写があると伝わりやすいと思う。 あるいはもっと直接的にするとか。

「暗化け傘」古雅みくる

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011516.html 豆腐: 耐風傘の形状やふるまいから想像したのか、傘の妖怪である必然性や、語り手が難を逃れる展開(の描写)に必然性が薄い。

「あり得ないなんてあり得ない」針山

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011514.html 豆腐: 書いてる側も読んでる側も、書かれて読まれてる中の人も怖くないなら(以下略)。

「叔父の話」深田 亨

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011504.html 豆腐: ありきたりといえばありきたりだけど、それを叔父のキャラクターを説明するのに使うのはうまい。 安定した書き口もいい。

「唄が聴こえる」水樹

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011500.html 豆腐: 文章に仕込んだ陥穽で怖がらせたいなら、もうちょっと伝わりやすく書いたほうがいいと思う。

「お花畑」田中せいや

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011492.html 豆腐: 雰囲気もいいし、シンプルなのもいい。 でもどちらかというと「怪異」ではなく「幻想」の範疇に入ってしまうだろうことが惜しい。 賞のコンセプトが違えばよかったのに。

「おねえさん」純太郎

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011485.html 豆腐: グロテスクとエロスのバランスがいい。 個人的には、香水は甘い匂いはしないと思うので、肉体のニオイみたいなのにすればよかったと思う。

「恨みというのは怖いものです」恨み屋『K』

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011473.html 豆腐: 読みづらい。 話は普通。 結局よくある「語り手が幽霊でした」パターンなので、文章が凝り凝りでつらいだけになってしまいます。

「愛の刃を握り締め、君への恋を叶えに行こう」田麿香

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011472.html 豆腐: はあ。 女性をバラバラにして持ち帰る、というだけではどこにも超自然のにおいはなく、怪談として成立していないように思います。 さらに、女性器の周辺を「その女性そのもの」と読めるような書き方…

「いの一番」神沼三平太 

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011470.html 豆腐: 「不思議なこと」以外の言い方や匂わせ方はなかったものか。 オチでひねりすぎてイメージがぼやけている。 おみくじが連続で外れることでじわじわ盛り上がった不思議な感覚が、「実は連続で当たって…

「生き汚い」暁鏡華

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011468.html 豆腐: 霊能力者が怪異の正体を喝破する、というのはよっぽどうまく使わないと陳腐。 あと、この題名はどう読むの。「いきおい」? 故・杉浦日向子氏の傑作怪談漫画『百物語』に「尼君ざんげの話」というの…

「赤ちゃん泣くころに」神守まちこ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011453.html 豆腐: そうですか。 赤ちゃんと思わされていたものが巨大な青虫で、だからどうだというのでしょう? 実際に目の当たりにして恐ろしいイメージが、文章で読んで必ずしも怖いとは恐ろしいとは限りませんし、…

「お散歩」釘刺

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011449.html 豆腐: 雰囲気小説かと思ったらベタな怪異に落ち着く。 「自分が幽霊だった」パターンの変型か。

「足下に寝ている電話の向こう」麻生ケータ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011448.html 豆腐: 題名が意味不明。いや、解るんだけど、変。 最後の「取り」はいらない。

「あじさいを」藤村創太

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011447.html 「しゅうねく」*1とか「梺」*2とか、いちいち言葉づかいがひっかかる。 文体に凝っている風だけど、読む方にそのかっこよさが伝わってこない。 あと、題名は「関係ないようでいて読み終えて納得する」ものに…

「ある書家の色」畦ノ陽

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011441.html 豆腐: 妙な雰囲気はいいが、因果関係が想像、あるいは理解しづらい。

「お化け屋敷に住んでいた」道標法師

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011439.html 豆腐: 「申し訳ないが特に恐怖を感じる事件は無かった」なら書くべきじゃない。 書いてる側も読んでる側も、書かれて読まれてる中の人も怖くないなら(以下略)。

「赤ちゃん」炭酸水

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011424.html 豆腐: 読み返すと冒頭の「のだそうだ」が不要だったり、細かい言葉遣いが微妙だが、おおむねいい。

「おっさん卵」畦ノ陽

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011418.html 豆腐: エログロ、という以外に特に感想なし。苦手なのかも。 雰囲気はある。

「屋上」K・I

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011413.html 豆腐: 缶ビールは誰のものなんだろ。 オチは普通。

「いまでは青い目になっちゃって」高家あさひ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011396.html 豆腐: 聞き語り風なのに三人称視点のホラーになっているのが残念。 「子供の身長とおなじくらいの背丈」がひっかかる。

「ある四〇過ぎの男の話」伊藤アスカ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011384.html 豆腐: はあ。 四十過ぎのひきこもり男の存在が「怪談」であると、胸を張って他人に言えますか? 「怪談」としての怖さと、「事実」としての怖さを混同してはいけないと思いますし、例え後者の怖さを伝えた…

「井戸」湯菜岸時也

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011378.html 豆腐: これも言葉遣いが安定しない聞き語り実話系。イメージが多く散漫な印象。