豆腐:□

「消えた死体」寒竹泉美

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011555.html 豆腐: 人間の死体オチかと思ったらオーソドックスな怪談だった。

「五本足の椅子」斜 斤

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011547.html 豆腐: 話は面白いし、怪異も不思議に不気味でいいんだけど、「クラスに転入してきたばかりのイェル君に〜」以降の文章が、個人的にはごつごつと引っかかってどうしても読みづらい。 スタイルなんだとは思う…

「黒女」百日紅

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011543.html 豆腐: 歯はいつ抜けたんだろ。

「ならわし」田中せいや

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011542.html 豆腐: 面白いけど、書いてる人も読んでる(略)。 最後に、語り手が妻の風習を怖がるなどすると、読者からも両者が怖く映るんじゃないかと思ったり。 この「書いてる人も読んでる人も〜」は、ちょっと牽強…

「夫婦湯呑」岩里藁人

豆腐: 作りは丁寧だが、怪異の影響が現れる段階で一気に簡素な説明になってしまうのが惜しい。

「喫煙所にて」紅 侘助

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011535.html 豆腐: ヤクザ怪談は珍しくていい。 前段の説明が長く、怪異が唐突に感じられるのが惜しい。 あと、両手とも指が満足にない状態で、語り手はどうやって火をつけたんだろうね? 聞き手がつけてあげたのかな。

「心霊写真?」崩木十弐

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011530.html 豆腐: 幼馴染がノブオならそのまま「ノブオ」でいいのでは? 叙述トリック系の話だが、ミスリードが弱い。

「時計」K・I

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011529.html 豆腐: 虐待の連鎖を思わせる展開がいい。 呪いの影響が類型的なのとインパクトが弱いのが難点。 「とても甲高い声」や「平板な顔」など、ひっかかる表現も。

「モンブラン」渋江照彦

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011520.html 豆腐: 「丁度」の繰り返しを置き換えたり、全体の流れとして最後にもう一押し、余韻のようなものがあればよかったのでは、と思うけれど、シンプルなびっくりオチでいい。

「さざめき」サイトウチエコ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011519.html 豆腐: 「みんな黙」るのに、オチを引き立てる以上の意味があればよかったと思う。

「縁」必須あみのさん

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011517.html 豆腐: 病院の食堂のエピソードと、「それもいいですねえ」以外にも、縁の怪異を感じさせる描写があると伝わりやすいと思う。 あるいはもっと直接的にするとか。

「暗化け傘」古雅みくる

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011516.html 豆腐: 耐風傘の形状やふるまいから想像したのか、傘の妖怪である必然性や、語り手が難を逃れる展開(の描写)に必然性が薄い。

「流氷の軋る夜に」敬志

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011511.html 豆腐: 昔懐かしいホラー映画のワンシーンみたいなクライマックスが、個人的には好み。 個人的には『死霊のえじき』の壁からゾンビの手がいっぱい出てくるところを思い出しました。

「OH MY 引出」高柴三聞

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011510.html 豆腐: メタは楽しかった。見てますか? 作者の高柴氏からは、スレにて貴重なご意見をいただけて、感想の書き込みをしていてよかったなと思いました。 今、読み返すと、中盤の「怪談は、やはり難しい」以降…

「ひなどり」間倉巳堂

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011501.html 豆腐: 不条理怪談? 単にひなどりでなければならない理由が見えてこないだけ?

「嫁入り葬列」助六座

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011499.html 豆腐: ヒロインが「出来事」に対してどう考えていたのかがもっと明確だとよかったかな。 なんとなく「神様」の実在を感じていた、とか。

「やまのいのち」三田 とりの

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011495.html 豆腐: 因果譚としては面白いけど、怪異っぽさが薄い。

「お花畑」田中せいや

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011492.html 豆腐: 雰囲気もいいし、シンプルなのもいい。 でもどちらかというと「怪異」ではなく「幻想」の範疇に入ってしまうだろうことが惜しい。 賞のコンセプトが違えばよかったのに。

「白い花の不思議」恨み屋『K』

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011491.html 豆腐: シンプルなネタなので、途中でオチが読めてしまう。 もっとコンパクトにまとめてスピーディに落としてもいいと思う。

「骨細工」早乙女まぶた

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011490.html 豆腐: お母さんは何を作っていたのか、というか、なにをどうして「人形」を作ったのか。 例えば、お母さんが陶芸家だとか、デザイナーだとか、そういう情報があればもっと解りやすく朦朧として、よかったの…

「魔一文字」坂巻京悟

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011489.html 豆腐: 昨今はやりのうざったいライトノベルみたいな文章が受けつけなかったけど、アイディアとしては面白い。 スレで批判の多かった文章ですが、そのまま残しておきます。 オリジナル妖怪「魔一文字」の紹…

「考えるネズミは悪いネズミ」蜂葉一

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011487.html 豆腐: SFだったりファンタジーだったりの賞であれば面白いと思うが、怪談要素が薄いので、なんとも惜しいかぎり。

「ひまわり」純太郎

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011486.html 豆腐: 前半部と後半部で、それぞれ現在系を使ってしまって、語り手の「今」が判りにくくなっているのが惜しい。 また、「おぞましいイメージ」程度が超自然的な事実に直結しているのが短絡的すぎるのも惜し…

「虫の交尾」猫張斗

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011483.html 豆腐: なんで「バーガー臭い息」なんだろ。 虫の霊? 虫の復讐として、アメリカ都市伝説風怪奇譚にしたほうがよかったんじゃないかと思う。

「例えば、その手は何のためにある?」時貞 八雲

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011481.html 豆腐: 外在する怪異でないと解釈できてしまうと、ただのファンタジーになってしまう点が惜しい。

「馬頭観音前」夢野 竹輪

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011478.html 豆腐: オチは好き。 でも、そこに到るまでの流れで言葉づかいにひっかかりまくりで、すんなりオチまで辿りつけないので、びっくり感が薄れるのが残念。

「客」夢野 竹輪

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011471.html 豆腐: 一行目で、一人称の文章かと思ったら「店主」が主役でびっくりした。 流れは面白い。

「マンホール」地獄熊マイケル

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011467.html 豆腐: 日々それなりの数の人間がマンホールを踏んでいるのではないか。 マンホールを開けて作業する業者はどうやってこの怪異を避けているのか。 そもそもそういう業者は本当に人間なのか。 その辺に思考が…

「花」寒竹泉美

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011465.html 豆腐: 「引き抜くことができるのは、想った相手だけ」の文章の意味が、読んだ瞬間に判断できず、せっかくの雰囲気に没入できない。 さらに、その意味が「あなたのことを想って苦しいの」に戻ると理解できな…

「日干し蔵」助六座

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011459.html 豆腐: 話は面白いが、方言聞き語り風の言葉づかいが、読みにくいだけで効果が薄い。 怪異の匂わせも弱い。