「親子の面影」メジャヴ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011718.html 豆腐: 「親子」ではないのでは? たぶん、 「少女の拙い言葉で描写される家族の不幸が、実は幽霊によって語られたものである、ということに最後で気づき、ぞっとするとともに哀れをさそう」 という構図を思…

「喪中ニツキ」メジャヴ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011717.html 豆腐: 床にいた家族のかつての姿=幽霊を見た、たたきつぶした、で、なぜ「死んで」しまうの? 頭の中のイメージを、他人に伝える技術をもっと磨いた方がいいと思います。

「手紙」ハナ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011716.html 豆腐: 超自然がらみの「イイ話」だが、良くも悪くもスタンダード。 少なくとも私の求める怪談ではない。

「縊死の木」菊芋/

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011697.html 豆腐: 死によって心の平衡を得る、というのは梶井基次郎の昔からよくある話で、そこに猫がからんで、それによって陰鬱な平衡から脱却できる、というのはご都合主義的。 そういえば、首を吊る木と猫、という…

「かくれんぼ」菊芋/□

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011696.html 豆腐: あっけらかんと、でもしみじみするジェントル・ゴーストものだが、なぜかくれんぼなのかとか、父娘が子供に戻ってしまう理由がわからず、その不思議に代わる物語の強さもなかった。

「きのどく」サイトウチエコ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011713.html 豆腐: 煙草と線香に符合がある、という以外は、特に新味もひっかかりもない話。

「吸う」水月満

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011712.html 豆腐: 住宅の一部を改造した整体医院て、珍しいかな? 特に盛り上げなどもなく、淡々とオチていくので、短くまとめたという以外に印象に残りづらい。

「曰くつきの席」不治売

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011711.html 豆腐: すっきりしていていいが、インパクトに欠ける。 男性の場合離職する、とかそういうオチかと思った。

「逃走譚」三和

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011709.html 豆腐: シチュエーションは面白いが、ディテールが漠然としていて話に入り込めない。

「滝津瀬の人魚」三和

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011708.html 豆腐: 人魚の実在を深めていくのかと思ったら、そっちは置き去りだったのでびっくりした。

「悪寒」求春

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011707.html 豆腐: 何回か前のこの賞で、「部屋に出没するゲジゲジが怖い」というだけの話が数件の投稿されたことを思い出しました。あのシンクロニシティは怖かったです。

「夢遊する鯉」三和

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011706.html 豆腐: 静かに耽美な雰囲気。これはこれでいい。

「ループ」和泉あかね

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011704.html 豆腐: 個人的には、すごく好きな話に似ていて、途中でオチが読めてしまったが、よくまとまっている。

「はじまりの場所」沙木とも子

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011703.html 豆腐: 父はその場所でマタギを捨て、舞踏家として贖罪の舞を舞っていたということか。土饅頭は超自然の力に導かれてそこに集まったのか、父が埋めていったのか。アイディアはいいだけに不透明な部分が残っ…

「僕たち」kanhan

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011702.html 豆腐: いじめられっこは、その復讐をこの世の法則では成し遂げられない、という展開はありきたり。怪異や、それを生む怨念の描写を増やしてみるなどすれば独創性が出るかも。

「霧笛」時来野

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011701.html 豆腐: 父子をつなぐ怪異は、先立つ子の時を越える罪悪感なのか。 「あの子はわかっていたのだろう」以降の文章に、状況を伝える文章の組立と言葉づかいに整理が必要と感じたが、同時に自分を甘やかす語り手…

「火車」時来野

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011700.html 豆腐: 雨雲の位置をPCで確認する、という展開に、今は遠くなってしまった怪異を日常に呼び寄せようとする苦労を感じるが、同時に「わざわざそんなことするか?」というわざとらしさも感じてしまう。

「稲荷争い」時来野

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011699.html 豆腐: 稲荷が最後になってしか出てこず、唐突で乱暴。負けたものだけでなく勝った方も描くなり、勝敗の先触れなどを追加するといいと思う。

「大岩課長」不治売

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011698.html 豆腐: 「小さいおっさん」とてのひらサイズの課長を結びつけて怪談と言い切るのは乱暴というか強引というか。

「ガングロマッチョに憧れて」水樹

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011697.html 豆腐: 「息子が娘になる」のは尻子玉とは関係がないのか。「不思議と泣」く理由が描写されないこともあり、特に怖かったり面白かったりといった感想は持てなかった。

「入水」メジャヴ

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011696.html 豆腐: 怪異らしきものが沼中の幻影とその台詞しかなく、それが偽悪的な雰囲気の文章で装飾されているだけ。 沼というロケーションも、入水というテーマからのもので、それも文体から導きだされたものに思え…

「迷い蝿」立花腑楽

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011695.html 豆腐: 蠅は死や病を引き寄せてしまう叔母の心の動きが具現化したものか。 細かい表現や流れを総合した一枚の絵として美しいが、個人的には奥行きが足りないと思った。

「パシャ」化野蝶々

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011694.html 豆腐: ネタとして怖さを感じず、また語り手のキャラクターに対して嫌悪感はあっても恐怖は感じないので、この上怪異に対する恐怖を持つ人物がいないとどこも怖がれなかった。

「見上げるな」炭酸水

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011693.html 豆腐: 無駄なくすっきりしているが、それだけに描写が薄く、地味な印象。 読後に余韻が欲しい。

「怪談小説」甲斐子太郎

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011692.html 豆腐: 怪異が起こってそれだけ、というのは、よっぽどうまくやらないと難しいのでは。 ディテールの取捨選択、言葉づかいなど気を配った方がいい点がまだある。

「2度めの握手」師匠

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011691.html 豆腐: 途中で、冒頭の一文は間違いなのかと思ったが、そうではなくてびっくりした。

「欲望の欠片」野棘かな

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011690.html 豆腐: 語り手はかつて同じ場所で上級生=人魚に会っているのか。 だとしても、上級生と伯父の関係が不鮮明で、語り手の気持ちが伝わってこない。

「似顔絵」雷都(「雷都」似顔絵)

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011689.html 豆腐: はあ。 漠然としすぎていて、どこで怖がればいいのか、不思議を感じればいいのかわかりませんでした。

「指」雷都

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011688.html 豆腐: はあ。 バイト先がアダルトショップである必然性が特になく、 「落し物=指がない→といいつつある→元々の数が多かった」 というのは、ジョークにはなっても怪異も恐怖も感じませんでした。

「卒業」雷都

http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011687.html 豆腐: 細かいところで幽霊の存在を示そうとする手法はいいが、それだけといえばそれだけの話で、卒業の時期が舞台の意味が特に読みとれない。